コダックも会社が消滅してしまった



昨 日のニュースでコダック社が破産法の申請をしたと報じていました。アグファも一度破産していますから、世界3大フィルムメーカーで残るはフジだけというこ とになります。(もっともアグファ、コダックも会社が消滅してしまったわけではありませんが)カラーフィルムの代名詞であったコダカラー、モノクロのトラ イX、ポラロイド等を知る者にとっては寂寥の感があり、これも時代の流れかと嘆息せざるを得ません。

コダックの敗因はどこにあるのでしょうか?ダーウインに言わせれば

「生残るのは優秀な者ではなく環境に適応できる者」

ということで、コダックも早い段階からデジタルの時代を予想し積極果敢に取組んだ歴史があるにもかかわらずに生残れなかったということになります。
フジが多角化で対応しているのに比して、既存のマーケットでしか勝負できないところに敗因があったということでしょうか?今、私たちを取巻く状況は大きく変ろうとしています。

世 界全体では富が欧米からアジアへ移動し、商品は超大量生産、超大量消費の時代に、このことは技術の普遍化をもたらし、彼我の差異がなくなり、価格競争が激 化することを意味します。日本をみればこれから有史以来人類が経験したことのない未体験ゾーン超高齢化社会に突入するというのに財政は完全に破綻し、
人間で言えば余命何ヶ月と完全に

死に体状態です。

というか本人は気がつかないだけで

もう死んでいると思います。

現状の社会保障を維持することは、無理とわかっているのに姑息に消費税upでその場しのぎをしようとしています。まさしくポピュリズムここに極まれり、消費税を20%にしようが破綻は不可避だと断言できます。
多少の歳出削減など焼石に水で利払いもままならくなり、必ず国債が暴落し金融恐慌、大不況、大増税がやってくると考えて間違いないでしょう。

今年かそれとも10年後か、これは物理的な事象ですから、避けることはできません。その時がきても生残れるよう知力の限りをつくし対応を考えていかなければならないと思います。しかしながら、このことはフランシス・フクヤマ風に言えば違った意味の「淋しい時代のはじまり」なのかもしれません。

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