介護福祉士

  • 2012年02月04日
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経済連携協定(EPA)に基づき来日した、
インドネシア人とフィリピン人の
外国人介護福祉士候補者95人が1月29日、
介護福祉士の国家試験を初めて受験しました。
この日は、筆記試験が行われ、
実技試験を経て3月28日に合格発表が行われるそうです。

看護師候補者と介護福祉士候補者は、
平成20年から計1360人来日しました。
しかし、言葉の壁から、看護師の国家試験では、
外国人候補者が初めて受験した21年以降合格率が低迷しています。
これを踏まえ、介護福祉士の試験でも、
難しい漢字にふりがなを振るなどの対策が取られていました。

介護福祉士候補者の在留期間は最大4年ですが、
介護福祉士の試験は実務経験3年が受験要件のため、
本来試験の機会は1度しかないんです。
政府は、昨年3月、20・21年度に来日した
看護師候補者と介護福祉士候補者に限って、
不合格の場合でも一定の条件を満たせば、
在留期間の1年延長を閣議決定してます。

日本での介護保険制度は、2000年に施行されました。
あれから、12年。
介護保険を施行して良かったのか、悪かったのか。
増え続ける高齢者の為の助けとなっているのか、
支え続けなくてはならない若者の助けとなっているのか。
人材の確保の問題と背中合わせのこの業界のために、
インドネシアやフィリピンからやってきてくれた人たち。
歯車がかみ合うまでには、まだ多くの時間を要するかも知れません。

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